雨漏り責任期間は10年?、20年?
新築住宅の引き渡し後、雨漏り(瑕疵)に対して
建築後10年間は補修や賠償責任があると
平成12年4月に施行された「品確法」で
義務づけられたとういう認識があり、
「10年間」を一つの目安として考えていました。
しかし、平成23年の最高裁判決により、
施工会社や監理者の「不法行為」による雨漏りと
認められた場合、最長で20年間、責任追及が
出来ることになった判例が出ました。
それ以降、訴訟案件が増えてきたという事です。
「不法行為」とは?範囲は?疑問を解消する為、
弁護士の明石先生、一級建築士の衣川さん、
インスペクター(住宅診断)の森さんと
意見交換の場を持ち神戸三宮で集合です。
不法行為とは「故意または過失」の認定が
必要とのことらしく、「故意」に雨漏りを
させようとは思わないので、論外ですが、
「過失」は注意義務を怠ることと解釈すれば、
実際の作業現場において、職人さん任せに
しないでしっかり現場管理をし、マニュアル通りの
施工をしなければと改めて気を引閉めた次第です。
その後の懇親会では、一転気が緩んで
最終電車で何とか自宅に・・・。