こんにちは。
雨漏りと闘う男!炎の雨漏りファイターです。
今回は
『雨漏り!悪魔の誘惑』
という演題でお話しさせていただきます。
「こうすれば止まるのでは?」
「この方法で大丈夫だろう!」
「最後はこれしかない!!」
誘惑の言葉が続きます。
例えばリビングの天井の雨漏り
特に多い、真上がバルコニーの場合
「こうすれば止まるのでは?」
バルコニー周辺の外壁塗装、床防水を
やり替えれば止まるのでは?
工事代金 約60万円
「この方法で大丈夫だろう!」
バルコニーにテラス屋根をつければ大丈夫だろう!
工事代金 約40万円
「最後はこれしかない!!」
最後は手を付けていない屋根しか考えられない!!
工事代金 約150万円
合計 約250万円
でも・・・残念なことに雨漏りは止まらなった。
最悪のパターンです。
しかもこれ、本当やるべき箇所の雨漏り修理工事で
『残念』・『邪魔』・『無駄』です。
根本原因部分の雨漏り修理の時に
『残念』:外壁 剝がされます。
『邪魔』:テラス屋根 撤去されます。
『無駄』:屋根 やる必要がなかった。
この残念な経験の持ち主、けっこういらっしゃいます。
雨漏り修理の「消去法」で煽る業者がいます。
大概の人は塗装、テラス屋根工事で止まらなければ、
「これはおかしい」、「ちょっと怪しい」と気づき、
私のところへセカンドオピニオン相談に来られます。
相談者
「屋根の葺き替え工事を修理業者に勧められ、
ちょっとおかしく思うのですが、雨漏り止まるでしょうか?」
私の回答
「たぶん止まりません!
経験上、屋根の可能性は非常に低いです」と。
1階のリビング天井又はサッシ部分の雨漏りは、
2階のベランダ、外壁のまだ上方の大屋根に
原因があるとは考えにくいです。
大屋根に原因があるとすれば、2階の居室の
天井若しくはサッシ部分に雨漏りが発生するのが自然です。
その判断をする時には、2階居室の天井及びサッシ周辺に
滲み跡などの漏水事象の有無を目視、または
赤外線サーモグラフィで確認する作業が必要です。
2階居室内に漏水事象が無ければ、
2階ベランダ周辺を再度調査する必要があります。
2階居室内の内壁に漏水事象が有れば、
大屋根から2階の壁内、ベランダを通過し、
1階の居室内に天井または、サッシに漏水発生が
起こる可能性はあります。
しかし、このパターンは稀な漏水事象です。
『雨漏り修理業者』と『雨漏り調査会社』
雨漏り修理業者は
防水屋さん、塗装屋さん、屋根屋さんなどの
専門業者さんが本業と兼ねて集客をされています。
それぞれの得意分野があり、その範囲で修理工事を
提案されることが多いように思われます。
ネットで最近多いのは雨漏り修理のプラットフォーム。
ぶら下がって修理工事を紹介されている業者さんも
数多く見受けられます。
結果オーライで、雨漏りが止まることもありますが、
止まらなければ、「悪魔の誘惑」で次から次へ、
修理提案をされる場合もありますので、お気をつけください。
少しでもおかしいなと思われれば、『雨漏り調査会社』へ
セカンドオピニオン相談してください。
但し、雨漏り調査会社もそれぞれの調査方法があり、
調査時間とそれに掛かる費用が違いますので、
じっくりと話しを聞いて、信頼できるか?を
見極める目も必要です。
選択する最低限の目安として
「雨漏り調査結果報告書」を提出し、
雨漏り原因を特定してくれる調査会社が基本です。
防水屋さん、塗装屋さん、屋根屋さんなどの
専門業者さんの中には雨漏り調査会社へ調査を依頼し、
雨漏り原因を特定してから修理工事を請けるという
慎重、真面目な対応をしている業者さんもいますので、
「雨漏り調査結果報告書」を提出できるか?を
最低限の選択目安にしましょう!
【結論】
『先ずは雨漏り調査をして原因を特定しましょう!』
雨漏り調査費用は別に必要ですが
原因を特定してから雨漏り修理をすれば、
*無駄な工事費用がいらない
*工事期間が少なく、ストレスの軽減
になります。
手術をする前に検査を受けない患者様はいないでしょう。
病気になる前の定期的な健康診断は必要ですね。
ですから、お住いのメンテナンスも当然必要です。
雨漏りの兆候があれば、早めの点検を
信頼できる雨漏り調査会社に相談しましょう!
雨漏りは「経験」「知識」「技術」のある
雨漏りと闘う!炎の雨漏りファイターへ
安心してお問い合わせ、ご相談くださいませ!
それでは今回のお話しはこれまでとさせていただきます。