通気胴縁施工(不具合事例3)
厚み14ミリの外壁サイディング材を釘で留め付ける場合、
胴縁はサイディングを取り付ける下地材としての役割もありますが、
湿気(水蒸気)が滞留しないよう通気させる大切な役目があります。
それともう一つ、雨漏りを防ぐメカニズムを作る大切な役割があります。
サイディングを取り付ける下地材としか考えていない職人さんの施工は
こんな感じです。
縦の胴縁に横の胴縁が突き当たっています。
施工マニュアルでは30ミリ隙間を取るように指示されています。
サイディングの目地やシーリング劣化部分から、通気層に入った
雨水がせき止められ、防水シーとの密着不良部分から裏側に
浸透して階下で雨漏りが発生します。
通気性も悪くなり胴縁が乾燥せず写真のように縦の胴縁に比べて
横の胴縁はかなり腐食しています。
私たちはこのような職人さんの施工ミスをなくす為、
施工品質の管理者を別に置いています。
職人さんだけを送り込み、人任せにしている不誠実な
会社がまだまだたくさんあるんですね。残念です!