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「2020ニチハ工事店会」に参加しました!

外壁サイディング材でお世話になっている

製造メーカー・ニチハさんの工事店会です。

消費増税後の影響か?昨年末辺りに一部、荷動きが

悪くなるような時もあったようですが今期の業績は

順調に推移しているようです。

しかし、今後少子化の人口減少は避けられず、将来に向け

新築住宅着工戸数は減少していくだろうとの推測から、

商業施設等の非住宅物件向けに商品開発、高層物件の新工法を

考案され、私たち工事会社に商材、工法を提案、説明して頂きました。

個人的に私が参考になったのは、中高層RC造外壁改修

のサイディング材を使用したカバー工法です。

経年劣化による外壁タイルが剥落する事故が増えてきた昨今、

既存タイル外壁をサイディングで覆いタイル剥落を防止を図る

この工法は雨漏り修理にも応用できると考えます。

鉄骨ALC造やRC造にタイルを貼った外壁のクラックから

浸入した雨水は塗膜防水材で止水する雨漏り修理が一般的ですが、

塗膜防水材の劣化による防水機能低下や新たなクラック発生で

雨漏りを完全に止めることは難しい構造の案件です。

しかしサイディングによるこのカバー工法はその不具合部分に

雨水が浸透する可能性が極めて小さく再漏水のリスクが

限りなく軽減され、自信を持って提案できる修理方法です。

既存外壁にサイディング材でカバーするこの工法は知る人ぞ知る

1990年代に一世を風靡した「パッ!とさいでりあ」を思い出します。

約30年前、木造モルタル造の外壁に金属サイディングを

直接貼り付け塗装の劣化やクラック部分を隠し、外見の見栄えを

良くするという事でリフォーム訪問販売の成功例でした。

この時代の金属サイディングは表面塗膜も弱く、自動車の

排気ガスや雨だれ跡等で変色が進み逆に見栄えが悪くなり、

その時代の印象は良くなかったことを思い出します。

でもニチハさんの金属、窯業系サイディングはその時代の

商品と比べて10年から30年の変色・褪色保証があり、

塗膜や材質の耐久性が極めて高く全くの別物と考えます。

木造モルタル住宅から今度はALC鉄骨造やRC造の非住宅向けに

30年ぶりに「パッ!とプレミアム」としてブームを起こすか!楽しみです。

考えてみると、ニチハさんとのお付き合いは建材を販売していた

建材商社のサラリーマン時代から約40年になります。

前身の日本ハードボード工業と言われていた時、

和室の天井装飾材センターエースを材木店さんに10台単位で

在庫販売してもらっていた時を懐かしく思い出します。

その和室のある家も少なくなり、あのセンターエースはどこに?

ニチハさんがゴールデンモエンサイディングから始まった

窯業系サイディングへの転回、先見の明には感服いたします。