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雨漏り事例【三田】

 

 

雨漏り事例【三田】

 

弊社の営業エリアである三田市内に

ある木造住宅の外壁不具合の相談が

多くなって来ている気がします。

特に外壁に窯業系サイディング材を

使用している木造住宅の不具合発生

相談が弊社の他の営業都市である

神戸市、芦屋市、西宮市の3地域に

比べて多く相談をいただいています。

 

 

【三田市】

 

三田市は兵庫県南東部の内陸部に位置する為、

気温の寒暖差が比較的大きく、7~8月の

平均最高気温が30度を超え、1~2月は

平均最低気温がマイナス2度と零下になります。

この自然環境が外壁に与えるダメージは

4都市の中で一番大きいのかもしれません。

三田市は現在人口約112千人、46千世帯ですが、

1985年は約3万人台でした。

1980年台から始まった大規模な住宅団地の

開発で神戸、大阪の衛星都市として急激な発展を

遂げました。

 

北摂三田ニュータウン開発が始まり、1996年

10万人を突破し、右肩上がりに急激に増加、

10年連続日本一の人口増加率を記録しました。

 

この急激な人口増加率と共に世帯数が

伸びた時期に新築木造住宅に使用する

外壁サイディング材の採用率も増えていました。

その時期には現在の標準施工方法である

外壁通気構法」が一般的な工法では無かった

ことも「凍害」等の外壁の不具合相談が今

多くなってきた一因であると思われます。

 

 

【凍害とは】

 

外壁材の基材の中に雨水や結露水の

水分が浸透し凍ることで体積が増え

爆裂し外壁材がボロボロになる症状です。

 

 

外壁サイディング材の亀裂発生や

防水シーリング材の劣化部分からの

雨水浸入が要因となり「凍害」や

雨漏り」を誘発します。

 

特に外壁にサイディング材を使用し、

柱・間柱・下地合板に直接貼り付ける

「直貼り工法」が採用された木造住宅に

「凍害」が原因の外壁の不具合発生が

多くなったようです。

直貼り工法の建物では浸入した雨水が

合板とサイディング材の間に留まり、

サイディング材の切断面や裏面から浸透し、

冬の寒い時期に「凍害」を引き起こします。

そういう工法上の問題が明らかになり、

今では標準工法となっている「外壁通気構法」が

提案されるようになりました。

 

【外壁通気構法】

 

日本窯業外装材協会では、窯業系サイディング材を

使用した外壁の基本的な構成として

外装材内側と断熱材との間に通気層を設ける

「外壁通気構法」を全国標準工法としています。

 

※ニチハ㈱資料より抜粋

 

外壁通気構法は、外壁材の裏面に空気の通り道を

作ることで湿気を放出・乾燥させ、「結露の防止」と

共に「住宅の耐久性を向上」させます。

その他に「雨水の浸入を抑制」と

夏季の遮熱効果」が期待できます。

 

【凍害の補修】

 

外壁の凍害にあった箇所を補修せず、

そのまま塗装をして粗隠しをしてはいけません。

見た目はきれいになったと感じますが、

塗装をした数年後再び表面に現れてきます。

外壁材がサイディングの場合は部分的にも

貼り替え補修をお勧めします。

その際、「外壁通気構法」を併用すれば

耐久性の向上にもなり、より良い補修方法になります。

 

2000年に外壁サイディング工事会社として

創業した弊社は20年の経験と実績があります。

てらだやにせんはより良い外壁補修方法を

これからもご提案させて頂きます。

 

お住いの外壁の不具合「補修」、「雨漏り」、

皆様のお困りごとのご相談にお応えします!