雨漏り修理前の『調査』なぜ?必要。
こんにちは。
雨漏りと闘う男!炎の雨漏りファイターです。
今日は
『雨漏り修理』前の『調査』なぜ?必要。
についてお話しさせていただきます。
雨漏り調査費用に対しての考え方に、この違いがあります。
「その金額で雨漏り原因が分かれば安い!」と建築プロが言い、
「そんなに高いの?必要?」と一般のお客様が言う。
建築工事を長年携わっている建築プロほど、
雨漏り原因を特定させることの難しさを知っており、
一般のお客様は安易に考え(見え)、簡単に直る。
と考えていらっしゃるようです。
『雨漏り調査』費用は無駄なお金?
「必要無し」とは思わないが、
「出来れば負担したくはない」と
思われる方が多いのは事実です。
それでは「調査」なぜ?必要という
疑問に私の経験からお答えします。
「調査費用を負担した方が結局、
修理費用は安くなって助かった」
と喜ばれる事実があります。
逆に
「最終的に修理費用が思いのほか
高くなってしまった」
「こんなことなら最初から
調査をした方が良かった」
その理由は
*思い込み修理で止まらず
*追加工事で余計な金額負担
*追加工事で時間の無駄
*不必要な工事で金額増
「止まってラッキー!」
な方がおられる反面、
止まらなければ
経済的負担、
時間的負担、
精神的ストレスが
押し寄せて来ます。
そもそも雨漏り調査とは?
雨漏りを発生させる原因を特定することを
目的に様々な検査方法で行う現場作業です。
その調査方法は
*目視調査
*散水調査
*サーモグラフィ調査
*発光液調査
*ピンポイント注入調査
などがあります。
検査に掛かる時間、作業人数が異なるため、
5万円~30万円が一般的な調査費用になります。
※過去の参考ブログ「雨漏り調査 費用はいくら必要」
雨漏り調査の依頼人
*10年ほど前、建築関係者が多く
*ここ数年、一般の方が増えている
10年ほど前、調査会社への依頼者の
大半は建築会社さんや工務店さんで
いわゆる建築のプロの方々でした。
自社で建てた物件の雨漏り調査依頼です。
雨漏り原因を解明しようと頑張ってみたが
どうしても分からないということで
私たち雨漏りの専門会社に調査依頼が来ます。
従来の雨漏り修理依頼の流れは
一般のお客様
↓ 雨漏り修理依頼
建築会社、塗装会社、防水会社など
↓ 原因不明案件の調査依頼
雨漏り調査会社
↓ 調査、報告書の提出
建築会社、塗装会社、防水会社など
↓ 報告書に基づき修理
一般のお客様
原因が分かれば、自社で修理し、お客様に
喜んで頂くという道筋になります。
しかし、ここ最近、一般のお客様が、ネットで
雨漏り修理会社を探して、直接連絡をいただく
雨漏り相談が多くなってきました。
一般のお客様
↓ 雨漏り修理依頼
雨漏り調査・修理会社
↓ 調査・修理
一般のお客様
ただ建築プロと一般のお客様との思いの相違があります。
前者が
「雨漏り調査して原因を特定して欲しい」
対して、
「雨漏りを止めて(修理して)欲しい」
という事で依頼の意味合いが異なります。
建築プロは雨漏り原因を特定するために
「調査」依頼し、それを踏まえて自社で修理する。
一般のお客様は「調査」という部分が抜け、
雨漏りを止めることを目的に修理依頼をする。
そもそも調査あっての修理という認識がありません。
しかも
一般のお客様の考え方は
建築のプロに頼むのであるから、
*知識があり原因を推測できるはず、
*経験と技術があり、それに伴う雨漏り修理ができるはず
とお考えのようです。
「建築」の知識、経験、技術と
「雨漏り」の知識、経験、技術とは
残念ながら大きな違いがあります。
*2階天井から雨漏りするから →屋根
*壁際のサッシから雨漏りするから →外壁
*直上がベランダだから →防水層
というような短絡な結論を出すという
建築業者さんも中にはいらっしゃいます。
原因がその見込み通りであれば、
結果オーライで「良かった良かった」と
いうことになるのですが、
実際は
*外壁と屋根板金
*サッシ本体
*排水口
の不具合であったりするわけです。
原因を調査せず雨漏り修理をする業者さんは
過去の経験を基に雨漏り修理方法を提案します。
その方法で雨漏りが止まれば良いのですが、
止まらなければ迷宮入りになることがあります。
そして
*違う原因を推測し、追加修理費用を要求されます。
*手に負えないという事で調査会社を紹介されます。
いわゆる敵前逃亡です。
そのようなお話しをセカンドオピニオンで
相談に来られたお客様からお聞きします。
大事な確認事項2点
1・雨漏り修理方法を提案されれば、その根拠をまず確認。
事前に調査をし、原因が特定できていれば、
その修理根拠を明確に答えてくれるはずです。
2.次にその修理金額が適正であるかを確認。
原因を特定せず、修理見積りを出している場合、
見込みを付けている箇所が原因で無かった時の
リスクを考えて、不必要な箇所までの修理費用が
含まれている可能性があります。
一般のお客様への助言として
屋根と思えば屋根業者、
外壁と思えば塗装業者、
ベランダと思えば防水業者へと思い、
雨漏り修理の問い合わせをされる。
その方たちは各種専門業者であって
雨漏り修理業者ではありません。
自分たちの範囲以内の仕事であれば、
力を発揮しますが、それ以上の問題で
あれば範疇外の仕事になります。
雨漏り調査力を兼ね備えた専門業者であれば
しっかりと調査し、雨漏り原因を特定し、
それに見合った各種専門業者と力をあわせて、
雨漏りを的確に止めてくれます。
雨漏り調査会社の立ち位置
実際、私のリピートのお客様は
建築プロの工務店さんや、塗装、防水、
リフォーム会社さんになります。
工務店、リフォーム店、塗装、防水会社
又はインスペクター(住宅診断士)さんの
立ち位置は町の「かかりつけ医」であり、
雨漏り調査会社は雨漏りの「専門医」になります。
同じ建築業界でも別の職種になるので、
当然それに対しての費用は発生します。
なぜ?雨漏り調査会社が存在するのか!
建築関係者のプロでも究明できない雨漏りがある。
*施工不良
*設計上の問題
施工不良、ヒューマンエラーはどうしても起こる。
設計上、雨漏りが起きやすい建物があります。
設計士は「施工不良」と言い、
施工業者は「設計上の問題だ」と言う。
堂々巡りの論点、雨漏りは無くならない。
だから、雨漏り調査会社は存在します。
結論
「止まればラッキー、止まらなければ次を探す」
という寛大なお気持ちの方は調査不要。
「雨漏り原因を特定し、修理費用を最低限に押えたい」
「一度失敗しいるので今回は確実に止めたい」
と言う方は雨漏り調査は必要という結論になります。
最後にここだけの話しです。
雨漏り調査をせずに修理をする業者さんは
一回で止まらない可能性があるので、
止まらかった場合の経費を工事費に
上乗せしていることが有ります。
ですから、一回の修理で雨漏りが止まれば、
ラッキーと考えているのは意外に
お客様では無く業者の方だったりします。
雨漏り相談、調査、修理見積りと
何回もお会いし、話しをする機会が
増えますと、だんだんお客様と打ち解けて
親しみを感じてもらえるようになるみたいです。
お客様も言いやすくなるのか?
修理費に対して「少しお安く」とお願い
しやすくなるようです。
こちらもそのお願い、期待に
応えようとしてしまいます。
雨漏り原因が分かっているので
修理に掛かる必要経費も
計算できており、安く修理を
お請けしてしまうことになり、
結局、調査依頼をした方が
お客様にとってメリットが多く
なるような気がする今日この頃です。
雨漏りは「経験」「知識」「技術」のある
雨漏りと闘う男!炎の雨漏りファイターへ
安心してご相談・お任せくださいませ!
それでは今回のお話しはここまでとさせていただきます。